ブログ
🎵犬や猫に「音の工夫」、していますか? ~マスキング音・リラックス音で心を守る~

※当ページにはアフィリエイトリンクが含まれています。気になる商品があれば、ぜひチェックしてみてください。
こんにちは。
にいがたペット行動クリニックはるか先生です。
花火や雷、来客の物音…。
人には何気ない音でも、犬や猫にとっては強いストレスになることがあります。
そんなときにおすすめしたいのが、
「音の工夫」です🎧✨
🔊 マスキング音とは?
不快な音(雷・工事音など)を、別の音で“かき消す”ように流すことで、
不安をやわらげる方法です🍀
📌 代表的なマスキング音:
- 扇風機や空気清浄機の「サーッ」という音(ホワイトノイズ)
- クラシック音楽(モーツァルト、バッハなど)
- 自然音(雨音、小川のせせらぎなど)🌿
これらの音は、刺激音を緩和し、
安心感を与える効果があるといわれています🎶
📚 科学的な研究による裏づけ
🧠 モーツァルトK.448(2台のピアノのためのソナタ ニ長調)
**Rauscherら(1993年)**によるヒトの研究では、
K.448を聴いた後に空間認知能力が一時的に向上する「モーツァルト効果」が報告されました(Nature誌掲載)。
**Hughesら(2001年)**のラットを使った研究では、
K.448を聴かせることでてんかん発作の頻度が有意に減少。
犬でも、K.448を流すことで
心拍数やストレス指標の安定が見られたという報告があります(※非公開データを含む)。
📌 このような研究結果から、
K.448は神経を落ち着かせる音楽として注目されています🎼
🐾 犬・猫での研究例
Kogan et al.(2012年)
- 犬にクラシック音楽を聴かせたところ、心拍数が低下し、吠え声の頻度も減少
Snowdon et al.(2015年)
- 猫用に設計された音楽(例:フェリリラックス®)が猫の心拍数を下げ、リラックスを促した
これらの研究から、
犬や猫にも「音楽による心のケア」は有効である可能性が示唆されています🧡
💡 こんなときに使ってみましょう
- 花火や雷が苦手な子に
- 留守番中の不安軽減に
- 車での通院や診察前の緊張緩和に
- 来客時など、興奮しやすい場面に
📌 音量は控えめに。
📌 逃げられる場所を確保することも大切です。
🏠 ご家庭でできる取り入れ方
✅ モーツァルトK.448などのクラシック音楽を小さめに流す
✅ YouTubeや音楽アプリで「犬 リラックス音」「猫 落ち着く音」などで検索🔍
✅ 扇風機の音なども活用し、周囲の刺激音を緩和
💬 おうちでも「音のケア」ができます
音は、薬や食事とは違う形で、
犬や猫の“こころ”に働きかける大切な要素です。
信頼できる音楽を取り入れることで、
毎日の安心空間をつくってみませんか?🌈
📖 引用文献
- Rauscher, F. H., Shaw, G. L., & Ky, K. N. (1993). Music and spatial task performance. Nature, 365(6447), 611
- Hughes, J. R., & Fino, J. J. (2001). The Mozart Effect. Clinical EEG and Neuroscience, 32(2), 59–64
- Kogan, L. R., et al. (2012). Behavioral effects of auditory stimulation on kenneled dogs. Journal of Veterinary Behavior, 7(5), 268–275
- Snowdon, C. T., et al. (2015). Cats prefer species-appropriate music. Applied Animal Behaviour Science, 166, 106–111
🛍️ 当院おすすめ!アイテム紹介コーナー✨
にいがたペット行動クリニックで特に人気のある
【おすすめアイテム】をご紹介しています😊
気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね🌸
「その子の暮らしにフィットする道具選び」も
行動の安定につながりますよ☺️
日々のケアや行動サポートに、ぜひ役立ててくださいね🐾
★pickup商品★
🍬トレーニングの味方「オヤツポーチ」
サッと出せて、スッキリ洗える優れもの💡
|