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「その行動、もしかして“痛み”かも?〜犬の問題行動と身体のつながり〜」

にいがたペット行動クリニックです🐾
今日は、行動診療においてとっても大事な視点をひとつご紹介したいと思います。
それは……
🐶「その行動、もしかして“痛み”が原因かも?」
〜痛みと問題行動の深いつながり〜
✨ 痛みについて参考になる記事をご紹介します👇
📚「Pain and Problem Behavior in Cats and Dogs」(2020年発表)
犬や猫の“問題行動”と“痛み”の関係について、獣医師目線から詳しく解説された非常に興味深い内容です。(全文英語です)
こちらでは、犬や猫の問題行動の背景に「痛み」がどのくらい関与しているかが詳しく解説されています📝
💥 驚きのデータ:「痛み」が関与していた割合は28〜82%!?
研究では、
行動に関する相談のうち28〜82%に“痛み”が関係していた
と報告されています。
つまり、問題行動の少なくとも3分の1以上が「痛み」によるもの。
中にはほとんどのケースが痛み由来だったという驚きの結果も……😮
🦴 特に多かった痛みの原因
記事で紹介されていた主な痛みの原因はこちら👇
🔸 股関節などの整形外科的な問題(最も多い)
🔸 消化器トラブル(胃腸系)
🔸 皮膚疾患による不快感や痛み
つまり、「筋肉や関節」だけでなく、「お腹」や「皮膚」も痛みの要因になり、
複数の痛みが重なって行動に現れているケースもあるということです。
🐾 痛みがどんなふうに行動に影響するのか?
痛みは、
✅ 行動の“直接的な原因”になることもあれば
✅ 行動を“悪化させる間接的な要因”にもなります
たとえば……
🗯 「近づかないで!」という距離をとる行動
(吠える、唸る、咬もうとする、逃げる など)
これは、実は痛みがあるから防衛反応として出ている行動かもしれません。
🏥 当院でも「まず痛みの有無をチェック」が基本です
当院にいらっしゃる子たちの中にも、
「しつけの問題」や「環境のせい」だけではなく、
🔹 隠れた関節の痛み
🔹 お腹の張りや違和感
🔹 皮膚のかゆみ・炎症
などが背景にあるケースが実際にあります。
痛みを抱えたまま行動修正トレーニングをしても、本当の改善にはつながらないこともあります。
✨行動診療×身体ケアの大切さ
行動だけでなく、身体のコンディションを一緒に見ていくことが本当に大切です。
・歩き方や座り方が左右対称じゃない
・触られるのを急に嫌がるようになった
・特定の動きや抱っこで怒る
こんなサインがあれば、「もしかして痛いのかな?」と一度見直してみるのも◎です。
🐶まとめ
📌 問題行動の陰に「痛み」が潜んでいることは多い
📌 痛みの種類は、関節・胃腸・皮膚など多岐にわたる
📌 行動診療では“まず痛みの可能性をチェック”が重要
📌 痛みを見逃さないことで、動物のQOLが大きく向上
にいがたペット行動クリニックでは、
「行動」と「身体のサイン」をつなげて診ていくスタイルで、
その子にとって最適で優しいサポートを行っています🌿
行動のことでお悩みがある方は、
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