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🐾犬や猫が「なめる・食べる」理由とは?原因と対処法を行動診療科の獣医師が解説




🐶なめる・食べる、その行動には理由があります

─ 舐める・異物を食べようとする犬や猫のために ─

にいがたペット行動クリニック🌿
はるか先生です😊

犬や猫が
👅床をなめたり
🪵壁や布、ビニール、石、土などを食べようとする…

「いたずらかな?」「クセなのかな?」と
思われるかもしれませんが、実はそれ、

体や心からのサインかもしれません。


🧠 なぜ“なめたり食べたり”するの?

このような行動は行動診療の分野では、

🔸 異嗜(いし):本来食べるべきでないものを口にする
🔸 過剰な舐め行動(Excessive licking)

と呼ばれ、様々な要因が背景にある可能性があります。


🩺 主な原因とされるもの

🧩 カテゴリー 🔍 具体例 🗒 補足
① 身体の不調 胃腸の違和感(吐き気・胃酸過多)
口腔トラブル、皮膚炎、寄生虫、内分泌疾患など
特に空腹時に床をなめる、
嘔吐や食欲不振がある場合は消化器の確認を
② 神経の異常 脊髄疾患、てんかん、しびれなどの感覚異常 空間を噛む・吸う・何かをなめるなどの
行動が出ることがあります
③ 精神的な要因 ストレス、不安、退屈、環境の変化など 緊張や不安の「置き換え行動」として現れることも
④ 学習・習慣化 飼い主の反応を引き出す行動や
繰り返しによる定着
一度強化されるとやめにくくなり、
常同行動に発展することも

🔍 チェックしたいポイント

🔸 いつから始まった?(年齢・きっかけ)
🔸 どこで?何を?どんなタイミングで?
🔸 頻度は?(1日何回?やめられる?)
🔸 他の症状は?(食欲・便・痒み・痛みなど)
🔸 その行動で落ち着いているか?苦しそうか?

動画や日々のメモなど、観察記録が診療の助けになります🎥📝


💡 よくある誤解と注意点

❌ よくある誤解 ✅ 実際には…
「ヒマだからやってるだけ」 暇や退屈も要因ですが、
身体的不調があることも
「怒ればやめるでしょ」 怒ることで不安が強まり、
悪化するケースがあります
「一時的なことだと思う」 繰り返すなら、
何かしらの背景があるサインかも

🧭 対応の基本方針

🐾 背景にある体・神経・心の不調を調べる
🐾 環境の見直し(刺激・安心できるスペース)
🐾 ストレスマネジメントの実践
🐾 薬や行動療法を必要に応じて併用

📹 動画や日記での行動観察がとても有効です!


🐕「なめる・食べる」には、意味がある。

一見、困ったクセのように見える行動も、
実は
「いま、わたしつらいよ…」
というSOSのサインであることが多いのです。


にいがたペット行動クリニックでは
動物の心と体の両面から評価を行い、
ご家族とともにその子にとって最適な方法を一緒に考えています。

どうか、一人で悩まずに。
気になる行動があれば、まずはご相談ください🐾

 

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