参考記事
猫のてんかんと音楽のちから ~リラックスを促すやさしい補助療法~

にいがたペット行動クリニックです🐾
本日は「猫のてんかんと音楽の関係」について、リラックスを助ける補助療法のひとつとしての 音楽 に注目してご紹介します🎵
音楽で発作が治るわけではありませんが、
「発作を引き起こすストレス」を軽減する手段 として、音楽がやさしく寄り添うことがあります🍀
🐱猫のてんかんと音楽について
~リラックスを助ける補助療法として~
🎼 音楽でてんかんは治せるの?
結論からお伝えすると…
❌ 音楽が直接てんかん発作を止めることは、現在のところ確認されていません。
でもご安心ください☺️
発作のきっかけになることがある**「ストレス」**をやわらげる工夫の一つとして、
🌿 音楽 はとても有望な手段といわれています。
特に、
✔ 落ち着けるお部屋づくり
✔ 不安を和らげる雰囲気づくり
に音楽がプラスに働くことがわかってきています✨
🎶 どんな音楽が良いの?
研究によると、猫のリラックスに効果がある音楽には次のようなものがあります👇
🎵 クラシック音楽
(モーツァルト・ドビュッシーなど)
🩺 手術中にクラシック音楽を流すと、
猫の心拍数が下がり、より深い鎮静状態になったという報告もあります。
💡静かなピアノや弦楽器の曲がオススメです。
🎵 猫専用の音楽
(例:Music for Cats / David Teie 作曲)
🐾 猫のゴロゴロ音や、授乳中の音をベースに作られた音楽。
🧠 通常のクラシック音楽よりも猫の反応がよく、
近づいたり、ゴロゴロ音を返したり、リラックスサインが見られることがあります✨
⚠️ 注意:ヘヴィメタルや大音量の音楽
🔊 人間には心地よくても、猫には刺激が強すぎることも。
➡ ストレス反応を強めてしまう可能性があるため避けましょう。
📻 聴かせ方のポイント
猫ちゃんがリラックスできるように、
次のポイントを意識しましょう💡
🔈 音量は小さめに(40~50dB程度)
→ 人の会話よりも少し静かなくらいがベストです。
🏠 自由に近づける環境で
→ イヤな時はすぐ離れられるようにしましょう。
⏱ 時間は短めに、10分程度から
→ 徐々に慣れていくのが理想です。
😺 リラックスサインが見えたら成功!
→ ゴロゴロ音、ゆったりした動き、眠そうな顔など。
😿 不快サインが出たら中止!
→ 耳を伏せる、尻尾をバタバタ振る、落ち着かない動きなど。
🐾 最後に大切なこと
🎶 音楽はあくまで「補助療法」です。
💊 お薬や通院を続けながら、
🏡 おうちでできるサポートとして取り入れてみてください。
😢 発作が増えたり、明らかに嫌がる様子があれば、すぐに中止しましょう。
少しでも猫ちゃんの**「安心できる時間」**が増え、
てんかんと上手につきあっていけますように🌈
あなたと猫ちゃんにとって、
音楽がここちよい橋渡しになりますように🍀
📚参考文献
-
Snowdon CT, Teie D, Savage M.
Cats prefer species‑appropriate music.
Applied Animal Behaviour Science. 2015;166:106–111.
DOI: 10.1016/j.applanim.2015.02.012 -
Stella JL, Croney CC.
Environmental aspects of domestic cat care and management: Implications for cat welfare.
Scientific World Journal. 2016;2016:6296315.
DOI: 10.1155/2016/6296315
PMID: 27774506
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