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人の脳研究から考える、犬や猫の行動の見え方




にいがたペット行動クリニックです🐾

今日は、人のメンタルヘルス研究の記事をきっかけに、
獣医行動診療の現場から感じていることについて書いてみたいと思います🌿


🧠 人の「心」は、脳と切り離せないところまで来ている

最近、こんな記事を読みました📖

「うつ、不安障害、ADHD…約8800人のMRI画像を調べてみたら、
メンタルヘルスと『脳』の関係性がまたひとつ判明」
(ギズモード・ジャパン)
https://l.smartnews.com/m-6KqTwa2s/rb7Yjn

約8,800人の脳MRIデータを解析し、
診断名が違っても、感情処理に関わる脳の領域に共通した特徴があることが示された、
という内容です。


🐾 行動診療の現場では、すでに“前提”になっていること

獣医行動診療の現場では、
「行動=しつけ」
「問題行動=性格」
という考え方だけでは、とうてい説明がつかない症例を、日々目の当たりにします。

怖がりが強すぎる子、
パニックになりやすい子、
衝動性が高い子、
切り替えが極端に苦手な子、
同じ刺激に何度も過剰に反応してしまう子。

こうした行動を見ていると、
気持ちの問題だけではなく、
🧠 脳や神経の特性が深く関与している
と考えざるを得ません。


🧩 「診断名」よりも「どう感じやすいか」

人の研究でも、
「病名ごとの違い」より
「共通する脳の変化」
「グループとしての傾向」
が見えてきた、とありました。

これは、獣医行動診療の感覚とも、とてもよく一致します。

犬や猫でも、
外に反応が出やすいタイプ、
内に溜め込みやすいタイプ、
刺激を強く感じやすいタイプ、
といった感じ方の傾向があり、
そこから行動のパターンが作られていきます🐶🐱

私たちは、
「この子は〇〇病だから」
ではなく、
「この子は、どういう世界の見え方をしているのか」
を一緒に考えています。


🧪 研究は、現場の感覚を“言語化”してくれる

人の脳研究が進むことで、
これまで
「経験的にそう感じていたこと」
「説明しづらかったこと」
が、少しずつ言葉やデータになります🔍

同じことが、犬や猫の行動診療でも、
これから起きていくはずです。

少し前に話題になった
「犬と暮らすことで、人の口腔内細菌が変化し、幸福度が高まる」
という麻布大学の研究も、
行動・感情・身体が切り離せないことを示す一例でした。


🐶 行動は“心”だけで起きているわけではない

行動診療科では、
行動を
「叱って止めるもの」
「無理に直すもの」
とは考えていません。

なぜなら、行動は突然起きているわけではなく、
その子の
🧠 脳の働きや神経の特性、
🌡 そのときの体調、
🏠 置かれている環境、
📚 これまでの経験、
そうしたものが重なった結果として、
表に出てきているサインだからです。

人でここまで脳との関係が解明されてきている今、
犬や猫の行動を、
「まだ慣れていないだけ」
「回数を重ねれば大丈夫」
と考えて終わらせてしまうのは、
少し乱暴に感じてしまいます。


🍀 「わかる」ことで、選択肢が増える

科学が進むと、
できることが増えます✨

でも、それ以上に大切なのは、
責めなくてよくなる
ということだと思っています。

飼い主さんも、
動物たちも。

獣医行動診療は、
「正しいやり方」を押しつける場所ではなく、
「その子に合った理解の仕方」を
一緒に探す場所です🤝

人の心の研究が進んでいる今だからこそ、
犬や猫の行動を、
もっと丁寧に、立体的に見ていきたい。

そんなことを改めて感じさせられた記事でした🐾🌱

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