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子犬を迎えたら最初に知っておきたいこと ~心と体を育てる行動学ガイド~

🐾子犬を迎えた飼い主さんへ
~心と体を健やかに育てるための行動学~
にいがたペット行動クリニックです🐾
子犬との生活が始まると、「楽しく過ごしたい」「健やかに育ってほしい」と願うのは、すべての飼い主さんの共通の思いです。
でも、元気に育つためには体の健康だけでなく、“心の成長”もとても大切です。
動物病院でのワクチン接種や健康診断はもちろんのこと、心の発達をサポートすることも、実は子犬の一生に大きな影響を与えます。
🩺子犬の心と体の健やかな発達を知ろう
人間の小児科健診や乳幼児健診と同じように、子犬にも「成長に合わせたサポート」があります。
例えば、
・体の健診(ワクチンや寄生虫予防)
・心の健診(恐怖症や分離不安の予防)
両方をしっかり行うことで、安心して暮らせる基盤を作っていくことができます。
特に、恐怖体験を繰り返すと将来的に行動の問題につながることもあるため、早めに正しい対応を知ることがとても大切です。
📚犬の行動発達ステージを理解しよう
犬にも、人間の子どもの発達と同じように「学びやすい時期」「怖がりやすい時期」があります。
● 社会化期(3~12週齢)
3~5週齢:恐怖が少なく、新しい経験を受け入れやすい時期。
6~8週齢:遊びや好奇心が強くなり、犬の社会的行動が広がる時期。
8~12週齢:新しい体験を積極的に取り入れる大切な時期。ただし、不安や警戒も出やすくなります。
● 12週齢以降
新しい経験を受け入れる力が弱まり、怖がりやすさが強くなることもあります。
この時期をすぎてからの社会化は「ゆっくり・丁寧に」が大切です。
👨👩👧飼い主さんにできるサポート
・いろいろな音・環境に慣れる経験を与える
(掃除機の音や車、ほかの犬など、少しずつ)
・楽しい行動を学ばせる
(遊びやトレーニングを通じて「怖い経験」より「楽しい経験」を積み重ねる)
・優しい強化(reinforcement)を使う
(できたことを褒めてごほうびを与える)
これらを意識していくと、将来的な問題行動の予防にもつながります。
🧑⚕️専門家に相談することも大切
子犬の成長や環境によって、必要なサポートは一頭ずつ違います。
もし「怖がりが強い」「体調不良が出てしまう」など、家庭だけでは対応が難しいと感じたときには、行動診療科など専門家に相談することをおすすめします。
📝まとめ
子犬の心と体を健やかに育てるには、ワクチンや健康診断と同じくらい、行動学に基づいた心のサポートが大切です。
大事なのは、
・恐怖体験を重ねさせない
・楽しい学習を積み重ねる
・発達ステージに合わせた接し方をする
ということ。
飼い主さんと子犬が安心して楽しい生活を送れるように、私たちもサポートしていきます🐶🌼
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