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🧠 「痛み」と「脳の特性」の関係 ― ADHD症状と慢性疼痛の研究から考えること ―




こんにちは。
にいがたペット行動クリニックです🐾

最近、
東京大学の研究グループから、

🧠 ADHD症状と慢性疼痛の関連

についての興味深い研究が報告されました。

今回はこの研究をご紹介しながら、

✔ 「痛み」は身体だけの問題ではないこと
✔ 脳の特性や不安との関係
✔ 行動診療科で感じる“個体差”

について、
スタッフ目線も交えながらお話したいと思います🌱


🔬 東京大学の研究で分かったこと

今回の研究では、

全国の「痛みセンター」を受診した
慢性疼痛患者さん958名のデータを解析し、

🧠 ADHD症状
🧠 ASD症状
🧠 不安・うつ
🧠 不眠
🧠 “痛みへのとらわれ”

などとの関連が調べられました。

その結果、

✔ ADHD症状がある人ほど
✔ 痛みが強い傾向

がみられたそうです。

さらに、

😰 不安
😢 抑うつ
💭 「この痛みは絶対よくならない」

という“痛みへの強い不安や悲観”を介して、
慢性疼痛が重症化していく可能性も示されました。


🧠 「痛み」は身体だけで決まらない

慢性疼痛というと、

✔ ケガ
✔ 関節
✔ 神経
✔ 炎症

など、
「身体の問題」のイメージが強いかもしれません。

もちろんそれも大切ですが、
最近では、

🧠 不安
🧠 緊張
🧠 感覚処理
🧠 ストレス

など、
脳や神経系との関係も非常に重要だと考えられています。


🐶🐱 行動診療科でも感じること

動物たちは言葉で
「痛い」
を説明できません。

だからこそ、

✔ 触られることを嫌がる
✔ 落ち着かない
✔ イライラしやすい
✔ 攻撃的になる
✔ 寝られない
✔ 常に警戒している

など、
“行動”として現れることがあります。

そして診察をしていると、

🌿 不安が強い子
🌿 感覚過敏がありそうな子
🌿 変化への耐性が低い子

では、

「痛みへの反応」も大きくなりやすい

と感じる場面があります。


🐾 行動は“痛み”のサインのことも

実際の診療でも、

「最近急に怒りっぽくなった」
「ブラッシングで威嚇するようになった」
「シャンプーを嫌がるようになった」

というご相談の背景に、
痛みや強い不快感が隠れていることがあります。

最近も、

耳の痒み・外耳炎が悪化したことで、
普段はそこまで怒らない子が、
シャンプーやブラッシング時に
強い威嚇行動を示すようになった、
というご紹介症例がありました。

耳周囲の炎症や痒みが強い状態では、

✔ 触られたくない
✔ 予測される不快刺激への警戒
✔ 「また痛いかもしれない」という学習

などが重なり、
防御反応として行動が強く出ることがあります。

そのため、
「怒ること」だけを問題視するのではなく、

🌱 「なぜその反応が出ているのか」

を考えることがとても重要になります。


⚠ もちろん、犬猫でADHDを診断できるわけではありません

ここはとても大切な点です🐾

現在、
犬や猫に対して、

✔ ADHD
✔ ASD

を人と同じように診断できる
確立した基準はありません。

そのため、

「この子はADHDです」

と断定することはできません。

ただ一方で、

🧠 感覚処理
🧠 不安の強さ
🧠 刺激への反応性
🧠 興奮のしやすさ

などに、
個体差が大きく存在することは、
日々の臨床でも強く感じます。


🌱 行動診療で大切にしていること

行動診療では、

「なぜこの行動が出ているのか?」

をとても大切にします。

例えば、

✔ 本当に痛みがある?
✔ 不安が強い?
✔ 感覚刺激が負担?
✔ 常に緊張状態?
✔ 休めている?

など、
身体と心を切り離さずに見ていきます👀


🏠 「安心できること」はとても重要

今回の研究でも、

不安や“痛みへのとらわれ”

が、
症状の悪化と関係していました。

これは、
動物たちでも無関係ではないかもしれません。

だからこそ当院では、

🐾 安心できる環境
🐾 予測できる生活
🐾 ワクワクできる時間
🐾 過度な緊張を減らすこと

をとても大切にしています🌸


🌼 まとめ

「痛み」は、
身体だけの問題ではなく、

🧠 脳
🧠 不安
🧠 感覚
🧠 ストレス

など、
さまざまな要素が関係している可能性があります。

今回の研究は、
“脳の特性”と“痛み”の関係について、
改めて考えさせられる内容でした。

犬や猫でも、

✔ 不安が強い
✔ 刺激に敏感
✔ 落ち着きにくい

そんな子たちでは、
「身体症状」だけでは説明できない反応が見られることがあります🐾

だからこそ、

「困った行動」

だけを見るのではなく、

🌱 その子がどう感じているのか
🌱 どんな刺激が負担なのか

を丁寧に見ていくことを、
これからも大切にしていきたいと思います✨


📚 参考文献

Scientific Reports
“Attention-deficit/hyperactivity disorder and autism spectrum disorder in chronic pain: a study in Japanese pain centers”

 

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