ブログ

🐾 行動診療だより|「舐める行動」だけではなく、その背景を考える




こんにちは。
にいがたペット行動クリニックです🐾

「行動診療って、実際にはどんなことをするの?」

「どんなことを先生と話すんだろう?」

初めて行動診療を受診される飼い主様にとっては、なかなかイメージしにくいかもしれません。

そこで、実際の診察でお話ししていることや、わんちゃん・ねこちゃんを診るうえで大切にしていることを「行動診療だより」として、少しずつご紹介していきたいと思います😊

今回診察に来てくれたのは、柴ちゃん🐕

ご家族と最近の様子を振り返りながら、「身体を舐める行動」や、日常生活の中でみられる反応について一緒に考えていきました。

※プライバシーに配慮し、個人・動物が特定されないよう内容の一部を一般化してご紹介しています。

──────────

🐕 今回はこんなお話から始まりました

今回、ご家族と一緒に確認したことの一つが、身体を舐める行動です。

「最近はどのくらい舐めていますか?」

「どんな時に舐めることが多いですか?」

「声をかけるとやめられますか?」

「舐める前には何をしていましたか?」

行動診療では、「舐める回数が多い・少ない」だけを確認するわけではありません。

いつ起きたのか。

その前に何をしていたのか。

どのくらい続いたのか。

途中でやめることができるのか。

身体に何か変化はないか。

こうしたことを、ご家族のお話や日々の記録から一緒に整理していきます。

今回の柴ちゃんも、活動している時より、何もしていない時や活動が一段落した時などに、身体を気にする様子がみられていました。

──────────

👀 お話をしながら、診察室での様子も見ています

診察中、獣医師はご家族からたくさんのお話を伺います。

でも実は、その間もわんちゃんの様子を見ています👀

診察室のどこで過ごしているかな?

何をしている時に落ち着いているかな?

何もしていない時にはどうしているかな?

人が動いた時にはどんな反応をするかな?

身体を気にする仕草はないかな?

診察室で何気なく見せてくれる行動も、大切な情報の一つです。

今回も、ご家族とお話をしている間に、柴ちゃんが身体を気にする様子がみられました。

また、皮膚や被毛の状態、身体を掻く様子などについても、ご家庭での様子と照らし合わせながら確認しました。

──────────

🩺 行動の相談でも、身体のことを一緒に考えます

「ずっと足を舐めている」

そんなご相談をいただいた時、

「癖なのかな?」

「暇だから?」

「行動の問題なのかな?」

と考えることもあると思います。

でも、舐めるという行動の背景には、痒みや痛み、違和感など、身体的な要因が関係している場合もあります。

今回の診察でも、舐める行動が増えた時期と皮膚の状態、ご家庭での様子などを一緒に確認しました。

行動診療だからといって、行動だけを診ているわけではありません。

身体の状態と行動の両方から、

「どうしてこの行動が起きているのだろう?」

と考えていきます。

──────────

🌙 「いつ起きる?」を一緒に探していきます

今回のお話では、ご家族のちょっとした動きに反応する場面についても確認しました。

詳しくお話を聞いていくと、活発に活動している時よりも、夜、ご家族と一緒にゆっくり過ごしている時間帯にみられやすいことが分かってきました。

同じ刺激でも、いつでも同じように反応するとは限りません。

元気に活動している時。

遊んでいる時。

何もしていない時。

眠ろうとしている時。

その子の状態によって、周囲の刺激の受け取り方が変わることもあります。

だからこそ、

「どうしてそんなことするの?」

だけではなく、

「どんな時に起こりやすいんだろう?」

という視点で見ていきます。

──────────

🌿 その子が安心して過ごせる環境も一緒に考えます

行動診療というと、

「問題行動をなくすためにトレーニングするところ」

というイメージを持たれることもあるかもしれません。

でも、練習だけが治療ではありません。

たとえば、ゆっくり休んでいる時に人の動きが気になりやすいのであれば、

「気にしないように我慢する練習」

だけを考えるのではなく、

安心して休める場所を作る。

人がよく動く場所から少し距離を取る。

必要に応じて柵などを利用する。

といった環境の工夫も考えていきます。

今回の診察でも、その子が安心して休める場所について、ご家族と一緒に考えていきました。

──────────

🍗 「できない」ではなく「どうしたらできる?」を探します

今回の柴ちゃんは、ご自宅でマットを使った練習や、身体・足先を触る練習、歯磨きの練習などにも取り組んでいました。

診察では、

「できましたか?」

だけではなく、

「どんな時ならできましたか?」

というところも大切にしています。

実際に今回も、食べ物の種類によって練習への参加のしやすさが違ったり、自分から足を出してくれることがあったりと、その子が取り組みやすい条件がみえていました。

無理に触って慣れさせるのではなく、

「どうしたら、この子が自分から参加できるかな?」

と考えながら、その子のペースに合わせて少しずつ進めていきます🐾

──────────

🏠 ご家庭での何気ない出来事も、大切な情報です

行動は、診察室だけで起きているわけではありません。

お散歩から帰ってきた時。

ごはんの前後。

家族みんなでゆっくりしている時。

眠る前。

お留守番をしている時。

そんな毎日の中に、その子の行動を理解するヒントがあります。

今回も、雨の日のお散歩後の様子や、お留守番後の様子などについてご家族から詳しくお話を伺い、その情報も含めて考えていきました。

「こんなこと、診察で話しても関係ないかな?」

と思うようなことも、ぜひ教えてください😊

一見関係がなさそうな出来事が、大切なヒントになることがあります。

──────────

🐾 今回の診察で、お伝えしたいこと

困った行動があると、

「どうしたらやめさせられるんだろう?」

というところに、どうしても目が向きやすくなります。

でも、行動診療で大切にしているのは、その行動だけを切り取って考えないことです。

身体に痒みや違和感があるのかもしれない。

何かを怖いと感じているのかもしれない。

ゆっくり休みたい時なのかもしれない。

周囲の刺激を敏感に感じ取っているのかもしれない。

そして、一つではなく、いくつかの要因が重なっていることもあります。

今回の診察でも、行動の回数だけを見るのではなく、

「どのような状態の時に、その行動が起こりやすいのか」

というところを、ご家族と一緒に確認しました。

行動は、その子の状態を知るための大切な情報です。

「困った行動をなくす」ことだけを目標にするのではなく、

その子が何に困っているのか。

どうすれば少し安心して過ごせるのか。

ご家族も無理なく一緒に暮らしていくためには、どんな方法があるのか。

それを一緒に探していくことも、行動診療の大切な役割だと考えています🌿

──────────

😊 「行動診療だより」でお伝えしていきます

行動診療では、わんちゃん・ねこちゃんによって、お話しする内容も診察の進め方もさまざまです。

吠える、噛む、怖がる、落ち着かない、身体を舐める、トイレの問題など、一見すると同じような行動でも、その背景はその子によって異なります。

これから「行動診療だより」では、プライバシーに十分配慮しながら、

「行動診療では、こんなことを話しているんだ」

「こんなところまで一緒に考えるんだ」

と、行動診療を少し身近に感じていただけるよう、診察の様子や診療の中で大切にしていることをご紹介していきたいと思います🐶🐱

行動について気になることがある時に、

「こんなことでも相談していいんだ」

と思っていただけるきっかけになれば嬉しいです🌿

 

🛍️ 当院おすすめ!アイテム紹介コーナー✨

にいがたペット行動クリニックで特に人気のある
【おすすめアイテム】をご紹介しています😊

気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね🌸
「その子の暮らしにフィットする道具選び」も
行動の安定につながりますよ☺️

日々のケアや行動サポートに、ぜひ役立ててくださいね🐾


★pickup商品★

🍬トレーニングの味方「オヤツポーチ」

サッと出せて、スッキリ洗える優れもの💡

▶オススメ商品を見る

 

 

 





※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。記事内にはアフィリエイトリンクが含まれており、適格販売により収益を得ることがあります。