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🐾 行動診療だより|「また悪くなった?」そんなときこそ、行動の“波”を見てみよう





こんにちは。
にいがたペット行動クリニックです🐾

「最近また調子が悪くなった気がする」

「せっかく良くなっていたのに、元に戻ってしまったのかな?」

行動診療を続けていると、そんなふうに感じる時期があります。

でも、犬さんや猫さんの行動や体調は、いつも一直線に良くなっていくわけではありません。

今回の「行動診療だより」では、あるワンちゃんの診察で実際にお話しした内容をもとに、

「調子の波をどう見ていくか」

についてご紹介します🌿

※プライバシーに配慮し、個人・動物が特定されないよう内容の一部を一般化してご紹介しています。

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🐕 「最近、また少し気になるんです」

今回の診察では、まず最近の睡眠や体調について詳しくお話を伺いました。

眠れない日があるといっても、

「まったく眠れない」のか、
「何度か起きるけれど、また眠れる」のか。

夜だけなのか、日中にも同じような様子があるのか。

そして、それが毎日続いているのか、時々なのか。

同じ「眠れない」という言葉でも、実際の様子はその子によって違います。

だから行動診療では、

「眠れていません」

だけで終わらず、

「どんなふうに眠れていないんだろう?」

というところまで一緒に確認していきます。

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👀 行動だけではなく、身体の変化も考えます

今回、もうひとつ気になっていたのが、身体を気にする行動でした。

以前より調子が良かった時期があったものの、少し様子に変化がみられるようになっていました。

そこで診察では、

「もしかすると、どこかに痛みや違和感があるのでは?」

という可能性についても考えました。

もちろん、行動だけを見て「痛みがある」と決めることはできません。

だからこそ、

🐾 姿勢はどうか
🐾 触れられたときの反応はどうか
🐾 睡眠に変化はないか
🐾 遊んでいるときはどうか
🐾 季節や気温が変わった頃から変化していないか

など、いろいろな情報を重ねながら考えていきます。

行動の変化は、「気持ち」だけから起こるとは限りません。

身体の小さな違和感が、落ち着かなさや睡眠、触られたときの反応などに影響している可能性もあります。

行動診療でも、身体の状態を一緒に考えることはとても大切です🌱

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🔍 「する時」だけでなく「しない時」もヒントになります

今回の診察では、ワンちゃんが尻尾を気にする様子についても詳しく伺いました。

そこで大切なヒントになったのが、

「遊んでいるときは、それほど気にしていない」

ということでした。

カラーを外したときなどには尻尾を気にしやすい一方、遊びに集中しているときには、あまり気にしていない様子がありました。

これは、とても大切な情報です。

行動について考えるとき、私たちはつい、

「いつその行動をしたか」

ばかりに注目しがちです。

でも実は、

「どんなときには、していないのか?」

を見ることも、とても大切です。

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🦴 好きなものを選べることも大切な情報

さらにお話を伺うと、大好きなものがあると、尻尾ではなくそちらを選べることも分かりました。

つまり、いつでも尻尾のことしか考えられない状態ではなく、状況によっては別のことへ気持ちを向けられる余裕があるということです。

これも、その子の現在の状態を考えるうえで大切な情報になります。

「この行動がある」

だけではなく、

「どんなときなら別の行動を選べるのか」

「何をしているときは穏やかに過ごせるのか」

そんなところにも、その子を助けるヒントが隠れています。

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🌿 エリザベスカラーをつけることによる負担も考える

身体を傷つけないためには、エリザベスカラーなどで保護する必要があることもあります。

一方で、カラーによって普段できていた遊びがしにくくなるなど、生活に制限が生じることもあります。

今回も、深いカラーではできることが限られる一方、浅いカラーのときにはボールなどで遊べるというお話がありました。

「傷つけないように守ること」と
「その子らしい生活をできるだけ保つこと」。

どちらも大切です。

行動診療では、問題となる行動だけを見るのではなく、その対策によって生活全体にどのような影響が出ているのかも考えていきます。

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📈 良くなったり、少し戻ったり。それも経過のひとつです

今回の診察の中で、はるか先生がお伝えした大切なお話があります。

犬さんや猫さんの状態には、「波」があります。

ずっと右肩上がりに良くなるとは限りません。

調子の良い日が続いたあとに、少し不安定になることもあります。

そして、また落ち着くこともあります。

その子によって苦手なことも違えば、反応するものも違います。

だから、

「また悪くなった=今までの治療が全部だめだった」

とは限りません。

大切なのは、

「どんなときに波が大きくなるのかな?」

を少しずつ見つけていくことです。

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🌊 「波をなくす」ではなく「大きくなりすぎないようにする」

行動診療で目指しているのは、必ずしもすべての波をゼロにすることではありません。

診察では、

「こういう時に波が出やすい」

ということが少しずつ分かってくると、

お薬の使い方を考えたり、
過ごす環境を整えたり、
身体の負担について考えたり、

その子に合わせて事前にできることが増えてくる、というお話をしました。

そして、調子を崩したときにも、大きく崩れすぎないように支えていく。

それも行動診療の大切な役割のひとつだと考えています。

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🩺 「原因はこれ」とすぐに決めないことも大切です

今回のようなケースでは、

「これは痛みです」

「これは行動の問題です」

と、最初からひとつに決められないことがあります。

そこで、痛みや違和感の可能性を考えて一つずつアプローチし、その後の様子を見ながら、

「本当にそこが関係していたのかな?」

と確かめていくこともあります。

行動診療は、行動を見てすぐに答えを出す診療ではありません。

その子の行動、身体、生活環境、ご家族からのお話などを合わせながら、

「どうしてこの行動が起きているんだろう?」

を一緒に考えていく診療です。

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🐾 今回の診察で、院長からお伝えしたいこと

調子には波があります。

昨日できたことが、今日は難しいこともあります。

しばらく落ち着いていた行動が、また現れることもあります。

そんなとき、

「また振り出しに戻った」

と考えなくても大丈夫です。

大切なのは、その変化を「悪化した」の一言だけで終わらせず、

「何か変わったことはなかったかな?」

と見てみること。

身体の調子。
睡眠。
気温や季節。
生活環境。
遊びや活動量。
その行動が起きる前後の出来事。

いろいろなところにヒントが隠れているかもしれません。

行動は、その子の今の状態を教えてくれる大切な情報です。

その小さな変化を一緒に拾いながら、その子とご家族が少しでも過ごしやすい毎日をつくっていく。

それが、私たちが行動診療で大切にしていることです🌱

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😊 「行動診療だより」でお伝えしていきます

「行動診療って、どんなことを話すの?」

「こんなことまで相談していいの?」

そう思われている方も多いかもしれません。

実際の診察では、吠える・噛むといった行動だけではなく、

睡眠のこと、
遊びのこと、
身体のこと、
ご家族との過ごし方、
「最近なんとなく違う」という小さな変化まで、

いろいろなお話を伺っています。

「こんなことでも相談していいんだ」

行動診療だよりを通して、そう感じていただけたらうれしいです🐶🐱

 

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